第1回 腰痛対策!うつ伏せトレーニング

記念すべき第1回ですが、まずは全人類の悩みの種である「腰痛」に焦点を当てていきたいと思います。
ここで紹介する内容をきちんと理解して実行できていれば世の大半の腰痛は消え去り、整体・マッサージ等は商売あがったりでしょうね。
それでも多くの人に知ってほしいという思いから書かせていただきます。

仕事に追われる日々で「ストレッチなんてする暇もない!」なんて人も多いのではないでしょうか? だんだん腰が痛くなってきて整体とかマッサージとか行きたいと思ってもなかなか良くならないのが現実ですよね。

まず人体における前提として、
 ・筋肉や靭帯、関節包などの関節周囲のものは動かさないと固まっていく
 ・過剰な力が加わり続けた関節は骨が変形していく
ということが言えます。これはつまり、普段動かさないところは歳とともにどんどん固くなり、固い筋肉に引っ張られ続ける骨も次第に変形していく、ということです。

はっきり言って、骨が変形した場合は手術でもしない限り良くなりません。痛みとうまく付き合っていくしかないのです。
ここまできてしまうとどんな整体もマッサージもリハビリですら正直お手上げ状態です。疼痛コントロールしながら生活を送ってください、と言われるだけです。
では、そうならないためにはどうすればいいのでしょうか?

そう、ストレッチをすることです。
ここで「ん?」と思った方も多いでしょう。「タイトルにはトレーニングって書いてあるのにストレッチ?別物じゃないの?」と。
(トレーニングは「訓練」の意味なので一応ストレッチも含まれます。多分。)
ストレッチも厳密には様々な種類がありますが、今回のコラムでは可動域いっぱいの運動をすることを分かりやすく「ストレッチ」と言っています。
筋トレにおいて、鍛えたい筋肉(主動作筋)の反対に位置する筋肉(拮抗筋)はストレッチされるのです。 つまり、毎日可動域いっぱいの運動をすれば拮抗筋がストレッチされることで身体が固まらない、ということですね!

さあ、ここからが本題です。
年配の方で腰が曲がっている人を見たことがありますか?(↓の画像)

円背イメージ

この姿勢の大きな問題点は「身体の前面が短縮している」ことです(もちろん様々な考え方があります)。
「前面が短縮している」とは、言い換えると「後面が引き伸ばされている」とも言えます。
筋肉はゴムのようですが中身は複雑で、適切な長さ(至適長)より短くても長くても力が発揮しにくくなるのです。
つまり、腰が曲がった姿勢だと腹筋などの前面の筋肉は働きにくく、脊柱起立筋などの後面の筋肉も働きにくいのです。
しかし、前のめりの姿勢で後面の筋肉が働かなかったらどうなりますか?そう、前に倒れこみますよね。 そうならないということは、後面の筋肉は「働きにくいにもかかわらず、無理やり力を使っている」のです! おまけに起きてる時間ずっとです。痛くなるのも分かると思います。
ではなぜ次第に腰が曲がってしまうのでしょうか?それは日常生活動作に答えがあります。

人の身体は生活の中で前に屈むことばかりです。朝起きてすぐに伸びをする人はさておき、その他に1日の中で身体を後ろに反らすことがありますか? 歩くとき、足を後ろに蹴り出す際に股関節の前面が伸びるくらいだと思います。それ以外はまっすぐか前のめりの2択ですよね。
この生活を何年も続けているとあら不思議、円背姿勢と腰痛ができあがります。
その対策こそが「うつ伏せ」なのです。

うつ伏せでのトレーニングは基本的に体を後ろに反らすためのトレーニングです。 前に倒れないために必要な身体後面の筋トレであり、かつ日常生活で不足している身体前面のストレッチを兼ね備えた最強の(?)トレーニングなのです!
その素晴らしいトレーニングの一覧がこちら!

膝屈曲運動 股関節伸展運動 上体反らし

一つ一つの運動の細かな解説は文章化していると物凄く量が増えるので、施術を受ける際の退屈しのぎにでも質問してみてください。必ずお答えします。
とにかく重要なのは、足首・太もも・股関節・体幹・首の前面の筋肉を伸ばす意識を持つことです。伸ばそうとすれば自然と後面の筋肉に力も入ります。

この文章が少しでも皆さんの腰痛を軽減できれば幸いです。
少しでもいいな、と思った方はぜひご来院ください。

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